アイルランド・トリニティーカレッジ・待ち時間なしで入る方法

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トリニティ・カレッジとは?

ダブリンで観光地と化している大学、トリニティ・カレッジに行ってみた。

場所はダブリンのかなり中心部にあり、どこからもアクセスがしやすい。

トリニティ・カレッジは、イギリスのエリザベス1世に創設されたといわれるアイルランド最古の大学。

その図書館は世界最大の研究図書館であり、アイルランドの法定納品図書館。

アイルランド、イギリスで発行されたすべての本が収められている。

蔵書がいくつかの図書館に分かれて保管されているが、その中でもオールドライブラリは最も古い建物。

世界で最も美しい本といわれる「ケルズの書」も所蔵されており、これを観にくるためだけにトリニティ・カレッジに来る人もいるほど。

世界中から観光客が訪れている。

古い建造物ながらキャンパスは普通の大学といった感じだが、絶え間なく一般観光客が出入りしている状態だ。

昔私が通った大学も重要文化財だったりしたので一般の来訪者が多々あったがトリニティーカレッジは全くその比ではない。

ここに通っている学生らはいったいどんな気分だろう?

学内のトイレは綺麗で普通に使えるので、トイレに困ったらトリニティ・カレッジにくるのも良いかもしれない。

実際、私もグラフトン・ストリートやテンプルバー周辺にいてトイレのためだけにトリニティ・カレッジに来たほど。

学内の売店もあり、昼食をとっているものもちらほら。

学生の中に溶け込んで休むこともできる。

オールドライブラリはオンラインチケット予約で待たずに入館!

一番の見所であるオールドライブラリーにはかなりの列が出来ている。

朝一で来るとあまり人は並んでないらしい。

が、お昼前くらいになるともう結構な列が出来ていた。

よく見ると通常の列とオンラインチケットの列があり、オンラインチケットの列はほとんど並んでいない。

一方でほとんどの人は通常の列に並んでいる。

オンラインチケットは予約いっぱいなのだろうかと、その場で調べてみると、意外にオンラインチケットはすぐ取れるようだ。

30分ごとにチケットが売られており、すぐ直後のチケットを問題なく取得。

少しだけ大学内を散策し、予約時間に列に戻る。

やはりあまり並んでないのですぐに入ることができた。

一方で通常の列は大勢なので、ずっと待っているのに入れない人もいる。

私は運良くその場でオンラインで取ってもほとんど待つ必要がなかった。

もしかしたら予約いっぱいで入れないこともあるのかもしれないが、私が訪れたのは8月の中旬の時期なのでむしろ混んでるんじゃないかと思ったりもする。

皆オンラインで取ればいいのに、、何故だろう?と思えて仕方がなかった。

オンライン環境がないか、あるいはただ調べるのが面倒くさいかか、、。

ずーっと待つ方がよっぽど面倒な気がするが。

前もって取得しておけばオンラインチケットはほぼ並ばずに入館することができるので、オールドライブラリーに訪れるちょっと前にオンラインチケットを取るのがベストだろう。

こうしてずっと並んでいる人たちを横目に見ながらオールドライブラリの中に入る。

いきなり売店があるので少し驚くが、出口と入口が同じ場所にあるだけで、入った人は右側の部屋に案内される。

アイルランド国宝の「ケルズの書」(The Book of Kells)が展示されてある場所だ。

多くの人で混雑している。

アイルランド国宝「ケルズの書」(The Book of Kells)とは?

「ケルズの書」は世界で最も美しい本と言われる、8〜9世紀ごろに制作された豪華な装飾が施された4つの福音書で、マタイ伝、マルコ伝、ルカ伝、ヨハネ伝が収められたもの。

「ダローの書」「リンディスファーンの福音書」とあわせて3大ケルト装飾写本の1つでケルト文化の特色が強く残されている。

館内でも「ケルズの書」展示場所はものすごく混雑していて、かつずっと観ている人もいてなかなか前列で近くに観ることができない。

文字が人や動物の形をしていたり、ページ一面に小動物や様々な装飾による挿絵が入っていたりするのが大きな魅力。

オールドライブラリでは文字のページ、挿絵のページ両方が展示されている。

ガラスに覆われているので触ってページをめくることはできない。

かつこっそり撮影していて注意されている人も見かけたが、一般的に「ケルズの書」は写真撮影禁止だ。

スターウォーズのモデルになったロングルーム

オールドライブラリの2階に上がると有名なロングルームに出る。

長さは65mの圧巻の光景は映画「スター・ウォーズ」のジェダイ図書館のモデルにもなったらしい。

オールドライブラリの中でもさらに古い蔵書が収められており、「ケルズの書」よりも古い「ダローの書」もここに展示されている。

内部に入るとまず気づくのが充満している古本の臭い古い本の臭い。

否応無しにすごい歴史を感じさせられる。

内部は本などで見ていたかなり薄暗い。

写真は撮れるがフラッシュは禁止だ。

通路を挟んで左右に配置された各棚の柱には、Aから順にアルファベットが書かれていて、さらに各本棚にもアルファベットがふられている。

これに、各本の場所を割り出すことができるわけだ。

在学生のみ貸出し可能で一般の人は特別に認められた人以外は貸出不可。

館内にはアイルランド・ユーロ硬貨のデザインにもなっているアイルランド最古のハープも展示されている。

ロングルームを抜けると階下に降りる階段で入口の売店に戻る。

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