パッサージュとは?
パリに行った際はぜひパッサージュに訪れよう。
パッサージュとはアーケード商店街のこと。
日本のアーケードとは雰囲気が異なり、古き良きパリの雰囲気を体験することが出来る観光スポットともなっている。
パリでは1800年~1830年にかけて次々とパッサージュが作られていったが、現存するお店の数は最盛期の10分の1程度と言われている。
それでもなおパリの観光地として人気があり、ほかの観光地に比べると人が少ないのでオススメである。
屋根があるところがほとんどなので、雨が降った日に行くのもいいだろう。
オススメのパッサージュ
ギャルリー・ヴィヴィエンヌ
パリで最も有名かつアクセスのよい場所に位置するパッサージュ。
ルイ13世ゆかりのあるパレ・ロワイヤル王宮の近くにあり、豪華な内装が特徴的。
Bourse駅(メトロ3号線)から徒歩で約5分。
規模はそこまで大きくはないが、床のモザイクや内装を楽しみながら買い物を楽しむことが出来る。
パッサージュの入り口は豪華絢爛な彫刻があり、中には仕立屋、版画屋、菓子屋、本屋、レストラン、ワイン商、靴屋などがあり、芸術を連想させるような古いお店が立ち並ぶ。
19世紀の雰囲気を味わうことが出来るサロン・ド・テ「ア・プリオリ・テ」があり、オススメである。
パサージュ・デ・パノラマ
1799年に建てられ、フランス国内の人からも人気があるパッサージュ。
歴史があり、パリ最古のパッサージュとも言われている。
Grands Boulevards駅(メトロ8・9号線)から徒歩で約3分、Bourse駅(メトロ3号線)から徒歩で約5分のところに位置しており、モンマルトル通りからサン=マルク通りを結ぶ約全長133mのアーケードである。
切手やアンティーク絵、レストランやカフェが立ち並び、どの店も個性的なのが特徴。
特に切手収集家にはおすすめの場所である。
ランチの時間帯には相当混雑することもあるので注意が必要だ。
パッサージュ・ジュフロワ
オペラ座のすぐ近くに位置する、約170年の歴史を持っているパッサ―ジュ。
Grands Boulevards駅(メトロ8・9号線)、Richelieu Drouot駅から徒歩で約3分の位置する。
入り口は建物の隙間にあるため、注意して歩こう。
天井のガラスから差し込む光が、白黒のタイルを明るく照らし、晴れた日には美しい空間をみせてくれる。
古本屋、おもちゃ屋、切手専門店やステッキ専門店などがあり、有名なクレヴァン蝋人形館もここにあり、アルベール・アインシュタイン、マハトマ・ガンジー、エリザベス二世やマイケル・ジャクソンなどの蝋人形がそろっている。
歴史に興味がある方には、ルイ16世のタンプル塔での幽閉生活や火刑台上のジャンヌ・ダルクなどの展示品を鑑賞することも出来るので、ぜひ訪れてみてはいかがだろうか。
開館時間:月曜~金曜は10時~18時30分. 土曜・日曜が10時~19時。
入館料:18.5€
パッサージュ・ヴェルドー
パッサージュ・ジュフロワから道を一本挟んで続いているのが、このパッサージュである。
ここは足を踏み入れる観光客が少ないため、パッサージュの雰囲気を充分に味わうことが出来る。
生活と仕事が一体化された雰囲気があり、同時に芸術のパリであるので商店街の看板はどこをみてもおしゃれ。
飲食店もあるが、昼時にお店を閉めてしまっているところもあるので注意が必要だ。
パッサージュ・ブラディ
パリにいながらインド・パキスタンの雰囲気を味わいたい方にオススメのパッサ―ジュ。
パッサージュ・ブラディは、Château d’eau(メトロ4号線)の近くにあり、手ごろな値段でインド・パキスタン料理を食べることが出来る。
通り自体は大規模なものではないが、他にもインド雑貨や食材の店もある。
パッサージュ・デュ・グラン・セール
エティエンヌ・マルセルやモントルグイユ通りの近く、Étienne Marsel駅(メトロ4号線から)から徒歩で約3分の場所に位置する。
19世紀初頭に建設され、その後1988年に面影を残しつつ改装された。
なので、他のパッサージュより少し現代的な雰囲気を感じるかもしれない。
ここではアーティスト、職人やデザイナー達がお店を構え、それぞれの作品を置いている。
また最新のデザインやファッションを提案するクリエイター達もいる。
個性的なお店が多いので、芸術やファッションに興味がある方はぜひ訪れてみよう。
日曜と祝日は定休日となっているので注意が必要だ。