キャッシュレス化の進むイギリス
イギリスでは日本よりはるかにクレジットカードやデビッドカードの利用が進んでいてどこでもカード利用ができる。
VISAかMastercardを持っていればほぼ困ることはない。
ただし、JCBはあまり使えない。
ほとんどの人はデビットカードもしくはクレジットカードで支払うという習慣があるため、イギリスではキャッシュレス化が進んでいる。
どこのお店や観光地だろうと当然のようにカードが使えるし、日本と違って列車のチケットやオイスターカード(Suicaのような電子マネー)の追加チャージもクレジットカードが使用可能だ。
お店の店員さんにとってもカードの方がはるかに便利なようで、現金払いをしようとするとレジで何か切り替えないといけなく面倒そうな場面もあった。
カードだと客の方がカード精算機を自分で使って精算してしまえるし、そもそも至る所にセルフレジがあるのが一般的。
中にはカード払いのみで現金を受け付けないというお店もある。
ロンドン、エディンバラでは現金を持たなくてもほぼ困らないといってもいいだろう。
日本がいかに遅れているか、、。
借金は悪だという考えが刷り込まれているんだろう。
イギリスのデビットカードの普及事情
イギリスではデビットカードがクレジットカードよりも普及している。
デビットカードはカード利用により預金口座から代金が引き落とされる仕組みのカード。
これには小切手が日常的な支払いに多く利用されていた背景があるらしく、小切手の代替手段として普及した。
結果、ほとんどの成人イギリス人はデビットカードを持っている。
イギリスでも現金が必要なシチュエーション
私が滞在中に現金が必要だったシチュエーションは2つ。
露店のようなお店と有料チップトイレはクレジットカードが使えない。
チップトイレ大体は30P(ペンス)くらいなどなのでもし利用する可能性があるならばちょっとした小銭を持ち歩いておけば十分だ。
仮に1日1回チップトイレに入ったとしても10日間でほんの3ポンド程度。
ただ、1、2週間の観光の場合、チップトイレに入らなくても十分に滞在が可能だ。
私は初渡航の際、念のため15000円分をポンドに両替して持っていったが、はっきりいって全く必要なかった。
どこに行ってもカードが使えるため、常にカードを使っていると現金を使う機会がない。
正直、慣れない現金を数えるのが面倒くさいし、面倒臭がっているとどんどん小銭が溜まって重くなる。
使うのが大変だ。
正直、短期滞在だと500円〜1000円分のポンドで十分だっただろうと思う。
人によっては全く両替不要だ。
露店で買い物をせず、チップトイレを使わなければ、そもそも現金を持ち歩く必要すらない。
カードによる清算方法
ほかのヨーロッパ各国もそうだが、カードによる精算はほとんどの場合、セルフで行う。
お店でカードで支払う旨を伝え、カード精算の機械に自分でカードを指し、「PIN」と表示されたら暗証番号を入力。
日本のようにサインをするのはあまり一般的ではない。
「Remove Card」と表示されたらカードを抜き取ることで精算が完了する。
ちなみに暗証番号の入力は店員や周りの人に見られないようある程度番号を隠した方が良いと思われる。