アイルランドはほぼクレジットカード払いでOK
結論からするとアイルランドはクレジットカードの使用率が日本よりもはるかに高い。
基本VISA、MaterCardのクレジットカードがあれば一切困ることはない。
なおJCBはあまり使えないので論外。
一方で現金があまり必要ない。
どこのレストラン、スーパーやお店、観光地などでも基本的にクレジットカードが使うことができる。
駅の券売機や街中のレンタサイクルもクレジットカード対応。
むしろ店舗側もクレジットカード払いが前提みたいなところもある。
というのも日本だと、コンビニ、他お店などでカード払いの旨を店員さんに伝え、レジをカード払い応対にしてもらってからカードをスキャンするが、アイルランドでは逆。
様々な場所で基本カード払いをする体制なので、現金の場合、店によってはレジを現金応対設定に変えないといけないようだ。
現金で払いたいと伝えるとちょっとした一手間が必要になるというわけ。
つまりほぼほぼの人はカード払いで現金で払う人の方が少数派なんだろう。
北アイルランドでは他の地域とは通貨が異なる
さらにアイルランドの北部を旅行するにあたって現金には面倒点がある。
アイルランドでは基本ユーロ(€)が使用されているが、北アイルランドの一部(イギリス領)ではポンド(£)だということだ。
現金だとわざわざ2カ国の通貨を持ち歩く必要が生じるうえに、北アイルランドのポンドは独特で、イギリスに持ち込むと嫌がれるとのこと。
北アイルランドの通貨はスターリング・ポンドと呼ばれ地元のアルスター銀行の発行の紙幣が使われているが、これをイギリスに持ち込んで使用しようとすると確認に時間がかかったりするということだ。
これは紙幣のみで硬貨はイギリス本土とアイルランドのものは同様。
逆にイギリスのポンド紙幣も北アイルランドでは通用しないことがある。
さらに北アイルランドの紙幣は日本で両替することができない。
このように北アイルランドの通貨はかなり独特で他の地域から移動し、旅行しようとすると面倒が多い。
なので万一、北アイルランドで紙幣を発行したら、北アイルランドを出る前にイギリス紙幣やユーロなど他の通貨に両替した方がよい。
などなど、こうした通貨問題もクレジットカードなら大丈夫だ。
しかもクレジットカード使用の手数料は実はユーロに両替する手数料よりも安かったりする。
ほぼ現金両替のメリットはないのではないか。
アイルランドでわずかな現金が必要なケース
なお、一部の露店、チップにおいては現金払いが必要だ。
チップはホテルのルームサービス、チップ式のトイレくらい。
以上、本当に少ない機会なので、例えば1週間くらいの滞在であれば個人的には2000円分くらいの現金があれば十分だという感覚だ。
レストランにおけるチップはクレジットカードでOK。
このように現金が必要なケースはわずかなのでむしろ現金を一切持たずに渡航してしまっていい。
現地で必要に応じてわずかな現金のみをユーロに両替するくらいがよいだろう。
国際キャッシュカードもしくはキャッシング可能なクレジットカードがあれば、街中のあちこちに設置されているATMで24時間現地通貨での現金引出しが可能だ。
アイルランドのチップ事情
レストラン、タクシーなどでは大体料金の15%くらいがチップの目安。
サービス料金にチップが含まれている場合もあるので、不明な場合は確認するとよい。
ホテルではベッドメイキング、ルームサービスなどの際に1€程度。
そのほか、チップ式のトイレがある。
アイルランドのクレジットカード決済方法
ほかのヨーロッパ各国もそうだが、カードによる精算はほとんどの場合、セルフで行う。
お店でカードで支払う旨を伝え、カード精算の機械に自分でカードを指す。
その際、ユーロ建て、円建ていずれで支払うかを選択できることが多いが、大抵の場合は現地通貨のユーロで支払った方が手数料がかからない。
支払い通貨を選択後、「PIN」と表示されたら暗証番号を入力。
日本のようにサインをするのは一般的ではない。
「Remove Card」と表示されたらカードを抜き取ることで精算が完了する。
ちなみに暗証番号の入力は店員や周りの人に見られないようある程度番号を隠した方が良いと思われる。